The Copyright Law Association of Japan 著作権法学会

著作権法学会 研究大会


2023年度(令和5年)研究大会のご案内


 陽春の候、会員各位におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。本年も著作権法学会の研究大会を開催する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。
 本年は「Copyright in the Metaverse ~メタバースにおける著作権~」をテーマにシンポジウムを行うことになりました。このシンポジウムは、奥邨弘司理事(慶應義塾大学)を中心に企画をお願いしておりますが、昨今注目を集めておりますメタバース(インターネット上に構築される仮想デジタル世界)に関して、主として著作権法の観点から検討を行うものです。最初に、メタバース関連事業者の専門家から、メタバースそのものとその技術についての概要を解説してもらいます。その上で、①メタバースの生成に関する論点、②メタバース内でのアバター(メタバース内におけるユーザーの化身)の活動に関する論点について、報告・討論を行うこととします。なお、①については、メタバースの空間・世界そのもの(例:街並み)の生成に関する論点と、メタバース内でアバターが使用する仮想の物(例:衣服・乗り物・家具)の生成に関する論点に分けて考えます。
 また、酒井麻千子会員(東京大学)および髙野慧太会員(中京大学)の個別報告も予定しております。
 つきましては、会員各位におかれましては、この機会に是非とも多数のご参加をいただき、ご意見を賜れれば幸甚に存じます。
 なお、非会員の方も歓迎しますので、お誘い合わせていただけましたら幸いであります。

著作権法学会 会長 野村豊弘


内 容


日 時: 2023年 5月 27日(土)10:00~16:45
場 所: 一橋記念講堂(学術総合センター2階)東京都千代田区一ツ橋2-1-2 MAP

10:00 開 会
10:00~11:00 [個別報告1]
 酒井麻千子(東京大学准教授)「19〜20世紀日独著作権法における『視覚メディア』の展開」
 (司会)上野達弘(早稲田大学)
11:00~12:00 [個別報告2]
 髙野慧太(中京大学准教授)「著作権の保護範囲と正当化理論」
 (司会)前田哲男(弁護士)
12:00~13:00 <昼休み>
13:00~13:30 総会
13:30~16:45 [シンポジウム]Copyright in the Metaverse ~メタバースにおける著作権~
 司会:奥邨弘司(慶應義塾大学教授)
 奥邨弘司(慶應義塾大学教授)「序論」
 茂木信二(KDDI)「メタバースおよび技術についての解説」
 中崎 尚(弁護士)「メタバース空間・世界そのものの生成と著作権法」
 青木大也(大阪大学准教授)「メタバース内でアバターが使用する仮想の物の生成と著作権法」
 金子敏哉(明治大学教授)「メタバース内でのアバターの活動と著作権法」
 (討論)
 報告者および
 桑野雄一郎(弁護士)「論点の提示~メタバースにおける著作権法に関する実務上の問題点」
16:45 閉 会(予定)

[参加費]会員無料、非会員(一般2000円、学生500円)
※ ご参加される方は下記サイトよりご登録ください

【参加登録サイト】 https://x.gd/kJ3ea

〈非会員の方へ〉
 非会員の方は、下記に参加費(一般2000円、学生500円)をお振込の上、上記よりご登録ください。
 三菱UFJ銀行・目白支店、普通預金、口座番号:4596685
 名義:著作権法学会 会長 野村豊弘

※ なお、今回の研究大会は対面形式(一橋記念講堂)で開催いたしますが、試行的にZoomも準備する予定です。動作については保証いたしかねますが、ご利用の方は下記よりご登録ください。
Zoom Webinar登録



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