The Copyright Law Association of Japan 著作権法学会

著作権法学会 2004年度春季研究会


2004年度(平成16年度)春季研究会のご案内

著作権法学会 会長 斉藤博

本年も,新緑の季節を迎え,著作権法学会の春季研究会を開催する運びとなりました。ここに,ご案内申し上げます。

今回は,まず,フランス・ポワティエ大学のゴドラ教授の 『著作者人格権の一般理論 ―フランス法の例―』 と題するご講演がございます。この午前の講演会は,北海道大学21世紀 COE プログラム 「新世代知的財産法政策学の国際拠点形成」 との共催でございます。続きまして,『著作権侵害による損害の賠償』 をテーマとするシンポジウムが行われます。このシンポジウムは,学習院大学の野村教授を中心に,ご発言の順に,東京地方裁判所の飯村総括判事,飯島弁護士,京都大学の潮見教授,東京大学の大淵教授が報告をして下さいます。著作権の侵害に際しての「損害」をどのように把握するかは現下の大きな課題でございます。会員のみなさまとご一緒に考えることができますればと存じます。

会場も,広く快適でございますので,多くの方々のご出席をお待ちしています。会員でない方々もお誘い下さい。

非会員の聴講は, 学生: 500円, 一般: 2,000円 もらい受けます。


日時および場所

日時
2004年 5月 29日(土曜日) 10:00~16:50
場所
一橋記念講堂(学術情報センター 2階)
東京都千代田区一ツ橋 2-1-2

タイムテーブル (敬称略)

10:00
開会
10:05~12:00
著作者人格権の一般理論
―フランス法の例―
ポワティエ大学教授 フィリップ・ゴドラ
Philippe Gaudrat : Professeur à la faculté du Droit et Sciences Sociales de Poitiers
通訳: 獨協大学助教授 長塚真琴
12:00~13:10
[昼休み] (13:00 から ALAI Japan 総会)
13:10~13:20
[会]
13:20~16:50
[シンポジウム]
著作権侵害による損害の賠償
司会・総論
学習院大学教授 野村豊弘
損害賠償請求訴訟における諸問題
東京地方裁判所総括判事 飯村敏明
著作権侵害の現状と実務上の問題
―ソフトウェアの複製権侵害を中心に―
弁護士 飯島澄雄
民法からのアプローチ
京都大学教授 潮見佳男
知的財産法からのアプローチ
東京大学教授 大淵哲也
15:20~15:40
[憩]
討論
16:50
閉会
17:00~19:00
懇親会 (学術情報センター内)

懇親会費は お一人 3,000円です。



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